バイリンガル子育てをするにあたって必要な英語学習、「フォニックス」「サイトワーズ」について以前ご紹介しました。(それぞれをクリックすると記事にリンクします)
今回はその英語力を身につけ、維持し、発展させていく超!重要なパート「リーディングインフルエンシー」についてご紹介します。
リーディングインフルエンシーとは簡単に言うと「早いスピードで流暢に英語の本が読める状態」のことです。
そのためにはどのような工夫が必要なのか、またオススメの本も具体的にご紹介していきます!
リーディングインフルエンシーとは?!
先ほども簡単に説明しましたが、「早いスピードで流暢に英語の本が読める」とは具体的にどのような状態なのか、評価するのが難しい気がしますよね。
英語圏の教育現場では、このリーディングインフルエンシーが身についているかどうかを読書スピードによって判断しているそうです。
読書スピードといっても、初めは黙読ではなく「音読」のスピードで評価します。
さらに年齢によって目安となる音読量があります。
例えば小学校一年生相当で1分間に60〜100単語、2年生相当であれば100〜150単語を正確に音読できることがこのリーディングインフルエンシーが身についているか見極める目安です。
後ほど紹介する本を利用して、お子さんがしっかり音読できているかどうかを確認していきましょう。
リーデイングインフルエンシーってどうやって身につけるの?!
リーディングインフルエンシーがどのようなものかはなんとなく理解できたと思いますが、果たしてどうやって訓練したらいいものか。頭を抱えてしまいますよね。
でも大丈夫!リーデイングインフルエンシーは「簡単で短い本の多読」によって身につけることができます。
簡単というのは、1ページに2〜8単語の「超簡単な」本、英語ネイティブの赤ちゃんが読むような本からスタートしていきましょう。
私もよくやってしまうのですが、親はつい期待して子供の能力より「ちょい難しめ」のものを与えてしまいがちです。
ですが急がば回れ、大切なのは子供にとって「達成感」や「成功体験」につながる経験であるかどうかです。
「超簡単」な本から始めてみましょう!
我が家にあるオススメの「超簡単」な絵本はこちら。
こんな感じで絵本の内容は赤ちゃん向けです。
しかし「英語が読める」ことが嬉しくって何度も読んでボロボロです!
本の意味より流暢に読めることを大切に
英語で本を読んでいくと、特に少し大きなお子様は「これってどんな意味?!」と気になってしまいますよね。
しかし、リーディングインフルエンシーを身につける過程で大切なのは「理解」よりも「読める」が大切です。
そんな時は、親子でどっちがネイティブっぽくカッコよく読めるか対決!をやってみましょう!
棒読みではなく、感情を込めて、身振り手振りもつけて読むことで、意味は二の次なんだなということを実感させてあげるのがオススメです。
年齢別オススメの本
絵本(0歳から6歳ごろまで)
まずは親が絵本を読み聞かせるのがオススメです。
英語を読むのに抵抗がある方は読み聞かせCDなどを活用し、繰り返し繰り返し聞かせてあげてください。
日本語でも同じように小さい頃から絵本を読み聞かせますよね。それと同じ効果が、英語の絵本にもあるわけです。
私がよく読んでいたのは『The very hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)』と『Zaza’s baby brother(ザザのちいさいおとうと)』です。
特に長男は、次男が生まれる前に『ザザのちいさいおとうと』を読み聞かせCDと私や夫の音読で数え切れないほど聞いていました。
私も4年経った今でも暗唱できるほど(笑)
2歳前でしたが正しいタイミングでページをめくって英語の真似っこをしていましたよ。
(英語版は現在日本国内では手に入らないようです。音源はこちら。)
アーリーリーダーズ(3歳から10歳ごろまで)
こちらは一人で読むことを想定しているぺらぺらの本です。
I can readシリーズ oxford treeシリーズなどは日本でも簡単に手に入ります。
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Amazonなど通販サイトのほか、大型書店に行けば実物も売っている場合もあります。
このアーリーリーダーズの段階に入ったら、子供が自分で音読していくので先ほども述べたように「達成感」「成功体験」を積めるレベルの本を与えてあげることが大切です。
また意味がわからなくっても「カッコよく読めたらOK」
英語を楽しんで、英語を話す自分を楽しんで、ゲームのように多読を進めていきましょう。
リーダーズ(4歳から小学生)
こちらは16ページから32ページ程度の薄い本で、ストーリー性があり一冊で一話完結の物語です。
フォニックスとサイトワーズを一通り身につけたら、自分で読むことができるであろうレベル設定になっています。
さらに、お気に入りのキャラクターのものでシリーズで読むことをオススメします。
女の子はピンカリシャスシリーズ、男の子はレゴのニンジャゴーシリーズなど、本人の好きなキャラクターが見つかれば本人も楽しいし、『読みたい!』気持ちを持続させることができますよね!
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チャプターブック(小学生から大人)
こちらは100ページ程度の本で、章に分かれているもの。
細かくレベル分けがされていて、子供のレベルに合わせて本を選ぶことができます。
このチャプターブックが自分で読めるようになれば、子供の英語教育は90パーセント成功!とも言われています。
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このチャプターブックを多読していけば、『ハリーポッター』を原書で読めるようになるのに4〜5年でたどり着けるはず!!
読んだら読書ログをつけて、達成感を!
年齢別にオススメの本を紹介していきましたが、どの年齢においても大切なのが本をたくさん読むこと、つまり『多読』です。
読んだ本を目に見える形で記録していくことで、子供達の自身にもつながり「もっと読みたい」気持ちも高まっていくはず。
例えば、
・読んだ本と一緒にチェキて写真を撮影して日付を書いて貼っておく
・読んだ本を撮影した写真だけのフォルダを作って見返す
・読んだ本をあえて縦に積んでいく!
などなど。
工夫して子供達の達成感を高めてあげましょう。
小さいうちに「本が好き」を実感して自分から本を読むようになってくれたら、子供達は能力を限りなく向上させていくことでしょう。
100冊目指して家族で頑張ろう!
目標はアリーリーダズで100冊、リーダーズ100冊です。
先ほどもお伝えしたような読書ログをつけて、ぜひ家族で頑張りましょう!
今回は英語の本についてご紹介していますが、もちろん日本語でも同じような取り組みは可能です。
読書好きにさせる意味でも、バイリンガルを育てる意味でも、ぜひ日英両方でチャレンジしてみてくださいね。
我が家は寝る前に4冊本を読むことを習慣にしています(日英問わず)
これだけでも1ヶ月で述べ120冊!
読み聞かせるのは絵本なので、どんなに長くても30分あれば4冊読むことができますよ。
数だけ見ると大変だなーと感じるかもしれませんが、思っている以上に負担にならないです!
ぜひ親子で読書を楽しんでみてください。
このようなオススメ絵本と、読書ログがくっついている商品もありますよ。
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紹介されている絵本も名著ばかり!
買わなくても図書館に行けば必ずおいているラインナップなので、どれから読めばいいかわからない!という方はぜひチャレンジしてみてください。
0歳からでも読書を
まだ字が読めない子にとっても読書はとても大切です。
その場合は読み聞かせや、読み聞かせCDなどを利用して本を読み、親が読書記録をつけてあげましょう。
読んだら一緒にシールを貼るとか、スタンプを押すなど、子供が目に見えるように読書の楽しさを伝える工夫をしてあげるのがオススメです。
お子さんが気が付いた頃には本が大好きだった!という状態に持っていけたら最高ですよね。
まとめ
・リーディングインフルエンシーは多読によって身につけよう!
・理解よりも英語をカッコよく読むことが大切!
・100冊を目標に読んでいこう
・読書で子供に自信をつけて読書好きに育てよう!
今回お伝えした以外にも、こうやったら楽しそうに読書をしていたよーという情報がありましたらコメント欄にぜひシェアしてくださいね。
UTSSに集まるみなさんで、子供達を読書好きに育てていきましょう!
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