Kayokoです。
最近読んだこの本、大ヒットでした。
タイトル通り、関西の公立高校からアメリカのトップ大学に受かるまでのストーリーを元に、グローバル社会を生き抜くスキルや人間力の育て方など、子育てのヒントになる内容がたくさん書かれています。
インターや帰国子女、ハイレベル高校卒じゃない、日本の一般的な高校生がアメリカの大学へ行くためのノウハウ、情報が少しずつですが、こうやって出回ってきているように感じます。
ノウハウ、と書きましたが、合格するためのスキルというよりは
“人が学ぶことの本質”や、”学ぶこと、人として成長することの喜びとはどういうことか”が書かれている本なのではないかなと思います。
たくさんドッグイヤーした箇所があるのですが、その中でもインスピレーションもらった箇所の一部をご紹介します。
海外ではしつこい、うざいは褒め言葉
第一希望のウェズリアン大学がウェイティングになってしまった時に、ほぼ毎週、レターとエッセイを書いてアップデートしている自分を大学にプレゼンしていた
というエピソードがありました。本気を見せること。周りの目を気にしないこと。海外ではこれくらいして、初めて目に留めてもらえるということを知りました!
さて、その成果はどのように結びついたのか、、、それは読んでみてのお楽しみです。
海外の大学では、男と女2種類だけではない
自分の性をどのように自覚しているか、自己紹介の時に呼んでほしい人称代名詞を自分で伝えるところから始まるそうです。
例えば女性の外見だとしても本人がheと呼んで欲しければheと呼ぶ。もしくはsheでも、heでもなく、theyと呼んでくださいという人もいるようです。
トイレもどちらの性でも使えるトイレというのがここの大学では普通だそうです。
日本でもランドセルの色が多岐に渡ってきているように上履きの赤、青なども固定観念なくして、好きな色になっていけばいいな。
無意識を意識化して性の線引きがなくなればもっと学校も面白くなるのではないかなと思います。
おそらく我が子が大人になる頃は性別とかなくなってるんじゃないかな?とすら感じます。
リベラルアーツカレッジの魅力
これまで、リベラルアーツってなんとなく聞いたことはあったけど、それが何?って聞かれると全然わかってませんでした。
本書ではリベラルアーツとは、その魅力について書かれていて、海外の(アメリカの)大学で学ぶとはどういうことか、またネームバリューだけでなく、大学のリサーチをどのように進めればいいのか、などヒントがありました。これからどんどんリサーチしていきたいなと思ったきっかけになりました。
給付型奨学金
アメリカの大学に通わせる親の一言、二言目に必ず出てくる「お金がかかる」「スカラシップ」など授業料をどのようにペイしていくか。
現時点での給付型(返さなくていい)奨学金について紹介されていて、知らないものもあったので勉強になりました。
私は学生時代、育英会の希望21という奨学金という名の学生ローンを組んで学費を払って大学に行っていましたが、完済したのはなんとたったの2年前なんです!大学生活の5倍くらいの長さw
もっと奨学金について学んでおきたかったし、給付型でない限り、奨学金と書いててもただのローンなので笑
奨学金をうまく取れる子に育てたいなという、欲望 展望を持つこともできました。
ここからは全体の所感ですが、
「子育てのピークは18歳」という尊敬する方の言葉が心に残っていて、
今を生きつつも、ビジョンをもち、長い目で見て(気持ち的にも、体力的にも、金銭的にも)息切れせずに子育てしていく事が大事だなと思います。
この本はそのゴール付近を具体的に見せてくれる本だったので、とてもよかったです。
何より、著者のつぼみさんのご両親の家庭教育方針がやはり素晴らしいと思いました。
子どもの翼を折らないこと
と、本書のどこかに書かれていたように思いますが、つぼみさんの素晴らしさと、ご両親の関わりはまさにこの一言に尽きると感じました。
というわけで、、私もついキーーっとなったり命令口調になったりすることがあるので、子どもにとって何が大事か、きちんと余裕を持って関われるようにしたいと振り返った次第です。
興味のある方、よかったらぜひ。