思い切って子連れで海外旅行を楽しもう!
カンクンはメキシコの南東部、ユカタン半島に位置する世界有数のリゾート地です。
よくハネムーンの行き先として候補に上がるリゾートですよね。
カンクンはホテルエリアと観光地が完全に分かれているので、メキシコと言えどホテル周辺の治安はさほど悪くありません。
ホテルにはもちろん、レストラン・プール・ライベートビーチなどが併設しているのでホテルから一歩も出なくてもカリブ海を満喫する事ができます。
少し足を伸ばせば、マヤ文明の遺跡・チェチェンイッツアや、セノーテと呼ばれる綺麗な泉を見に行くことができます。
またイルカや動物と触れ合えるツアーも充実していて、小さな子供でも楽しめるアクティビティもありますよ!
日本とは全く違う、今まで触れたことのない文化圏に子供を連れて行くのは親にとっても子供にとっても学びがたくさんあります。
今回は子連れカンクン旅行について、筆者の実体験も踏まえてご紹介します。
メキシコだけど治安は安心!
カンクンのリゾートホテルは地図の右側に見える細い橋のようなエリアに密集しています。
カンクン国際空港へ着いて入国審査を抜けると、ホテルエリアまで向かうタクシー会社のカウンターがずらっと並んでいるので、値段を交渉してタクシーで向かいましょう!
くれぐれもちゃんとカウンターのあるタクシー会社を選んでくださいね。
個人で声をかけてくる方の車には絶対に乗ってはいけません。
オールインクルーシブホテルで子連れでも楽々滞在
カンクンのホテルは多くがオールインクルーシブというシステムを採用しています。
オールインクルーシブとは、飲食・プール・プライベートビーチの利用料、一部のアクティビティ料金が全て宿泊料金に含まれているシステム。
チェックインの際にホテルの名前が入ったリストバンドを巻いてもらい、滞在中はそのリストバンドを外さずに過ごします。
リストバンドを見せれば、ホテル内のオールインクルーシブサービスが受けられる仕組みです。
レストランも朝早くから夜遅くまで空いているので、時差があって変な時間にお腹が空く子供たちがいつでも気軽にご飯を食べられたのは最高でした!
ロビーにはバーがあり、飲み物は24時間ソフトドリンクもアルコールも飲み放題です。
ブッフェ方式のレストランと、サーブ方式のレストランがあり、メキシカン、・エスニック・多国籍料理などから選べましたよ。
ブッフェではフルーツやオートミール、パンなども豊富に選べるので、1歳の次男に安心して食べさせられるものも沢山ありました。
子連れ旅行で食べ物と飲み物の心配が少ないのは嬉しいシステム。
そして、カンクンはカリブ海に面していて、海の色や砂浜の色が今まで見てきた海とは全く違う色。
砂浜は石灰が降り積もってできているので、文字通り真っ白の砂浜。
海はコバルトブルーで遠浅な海岸でした。
子供達はまだ小さかったですが、
『うみ、きれーねー!』
を連発していました。
ホテルエリアは全てのホテルが海に面していてプライベートビーチを有しているので、ビーチからシャワー、レストランへのアクセスもストレスなく行えます。
プールエリアにもレストランがあり、水着のままご飯を食べることもできました。
マヤ文明に触れる旅!
そしてカンクン旅行のメインイベントはマヤ文明の遺跡、チェチェンイッツアを訪れる事でした。
カンクンのホテルエリアから車で2時半くらい。
バスで往復するツアーもありましたが、我が家はレンタカーを借りて向かいました。
メキシコを運転するのもドキドキしつつ良い経験になりました!
チェチェンイッツア遺跡はマヤ文明とメキシコ文化の特徴が融合した珍しい遺跡で、1988年に世界遺産に登録されています。
最大の見所は上の写真にもあるピラミッド。
ピラミッドそのものがマヤ暦のカレンダーの役割を果たしていて、階段は365段。
つまり一年を表しているんです。
春分と秋分にだけ現れる「ククルカンの降臨現象」も有名です。
ククルカンとはマヤ文明の創造神とされる羽の生えた蛇のこと。
太陽が西に傾くとピラミッドの下にある蛇の像の頭の部分が照らされます。
それと同時に、階段の側面にジグザグ模様が浮かび上がり、その姿はククルカンが天から降り立つ姿を表しているようです。
少し前まではこのピラミッドにも登れたようですが、観光客の増加により今は下から眺めるだけになっています。
大人は歴史的背景を学びながら見学して、日本にいたら中々触れられないマヤ文明を目の当たりにすることができます。
子供達はスケールの大きな遺跡を歩き回るだけで、驚き、楽しんでいました。
社会科の副教材に写真が載っていた遺跡。
自分とは遠い世界のことだと思っていたし、スケール感や質感までは日本にいたら知る由も無かったのですが、実際に見る事ができて世界の奥深さに触れた気がしました。
子供たちは小さかったしこの時のことは忘れてしまうでしょうが、大きくなってマヤ文明の勉強をした時に、写真などを見返して自分との接点を認識してくれると、より深い学習ができるかなと思います。
地球の多くの場所に少しでも接点が持てるのは、海外旅行の醍醐味ですよね。
たとえそれが物心ついていない小さい頃でも、子供たちがいつか出会う興味の種になればと思います。
遺跡のそこここには、露天でお土産を売っている現地の方がいて、子供たちにサーベルタイガーの鳴き声がする土笛を吹いて遊んでくれました。(写真右上の露店など)
その笛ははじめお土産価格でちょっとお高いのですが、英語であれば値段交渉可能。
半額くらいにしてくれたので、記念に購入しました!
今でもお気に入りで、我が家にはたまにサーベルタイガーの鳴き声が響いています。
セノーテ・聖なる泉
その後はホテルエリアまでの帰り道に、セノーテと呼ばれるメキシコの聖なる泉に寄り道しました。
セノーテにはコインロッカーやシャワー浮き輪のレンタルもあり、泳ぐ事が出来ます。
洞窟のような作りになっていて、暑い暑い外の環境が信じられないくらいひんやりしていて気持ち良かったです!
セノーテ全体が青の洞窟のようで、水の色も深い綺麗な青。
非現実の風景で大人も子供も貴重な体験になりました。
セノーテは何箇所か有名な場所があるので、旅行行程に是非組み込んでみてください!
イルカと触れ合い 忘れられない思い出
そして最終日。
飛行機まで時間があったので、現地でイルカ触れ合いツアーに申込みました。
イルカや海の動物と触れ合えるツアーはたくさんあって日本語対応のツアーもありましたよ。
私たちが参加したのは、カンクンの水族館が主催しているツアー。
イルカと一緒にプールに入り、サインを教えてもらってコミュニケーションをとります。
声を出したり、口を開けてくれたり、子どもも大喜び!
大人もこんな近い距離でイルカと泳ぐことなんて滅多にないのでとても楽しかったです!
最後はイルカさんからのキスのプレゼント。
触れ合いタイムの間はカメラマンさんが付いて写真を撮ってくれています。
出口でデータやプリントを販売してくれるので良い思い出になりますよ。
こちらの水族館にもシャワーがあり、しっかり海水を落としてからホテルに帰る事が出来ました。
まとめ
上の写真は、少しチャレンジしてホテルの外にあるスーパーへお買い物に行った時のもの。
治安のチェックは必要ですが、子供たちは雑多なメキシコの風景をとても楽しんでいたようでした!
現地のスーパーに行くのも海外旅行の楽しみのひとつですね。
メキシコは原色アイテムが多いので、赤ちゃんでも売っているものを見て楽しめると思います。
3泊4日のカンクン旅行でしたが、子連れでもめいっぱい楽しむ事ができました。
オールインクルーシブホテルの使い勝手の良さは子連れにも優しいシステム。
教科書でしか見たことのないマヤ文明に直に触れたり、イルカと一緒に泳いだり、大人にも子供にとっても人生の貴重な体験になること間違いなしの行き先ですよ!